成果発表会/基調講演/IoTとバーチャルエージェントで見守る在宅高齢者の「こころ」
成果発表会での基調講演は神戸大学大学院の中村匡秀准教授にお願いしました。
中村先生の研究内容である
『IoTとバーチャルエージェントで見守る在宅高齢者の「こころ」』
”こころ”って……どうなの?興味深々ではじまりました。
研究のスタートは、環境をセンシングしていくモニターの設置と
そのデータ分析からはじまるのですが、
研進めていくうちに「状況」だけでなく「こころの様子」を知ることが大事だと、
一緒に研究しているドクターの
「センシングも良いけど、直接聞いてあげてください。」の一言から
新たな「こころセンシング」の視点が生まれ、
バーチャルエージェントの「メイちゃん」が生まれたそうです。
バーチャルエイジェント メイちゃん。メイちゃんと話すことを楽しみにしている被験者の方も多いようです。 |
バーチャルエージェント「メイちゃん」が心の”外化”のお手伝いをする。
「大学というところは難しい式とか書いていきますが、
僕は苦手で、どちらかというとモノづくりをして現場で試して、
結果をフィードバックしていくアジャイル的な研究の仕方です。」
中村先生の、柔らかな話しぶりも加速要素、
被験者の心を読み取ろうとする研究にどんどん引き込まれました。
老老介護、認認介護……決して、楽観できない未来への準備、
IoT技術が未来を拓く、まさに見せて頂きました。
🙇
中村先生、そのうち私もメイちゃんにお世話になります!